養殖がこれから儲かる話
前回の記事で、これからは作る漁業が大切だという「実態」についてお話ししました。しかしながらほとんどの方は、そんな養殖業の現場風景や作業の流れをハッキリと思い浮かべる事ができないと思われます。
そこで今回皆さんに様々な養殖形式ご紹介をしていきたいと思います。それぞれに違った強さがあり、儲かるポイントも沢山あるので是非ご覧ください。
1、『陸上養殖』
様々な魚種でとられている形式であり池の構造や設備に大きな違いはほとんどありません。施設によって規模は異なりますが、基本は直径約3m程度の円形水槽で構成されており水深は成人男性の腰あたりまであります。
《メリット》
・気候の変化による影響が少ない
・場所を選ぶ必要がほとんどない
・身近で魚の体調管理ができる
《デメリット》
・設備に多大な費用がかかる
・土地が必要
・汚れが溜まりやすく定期的な掃除が必要
2、『海面養殖』
海に面した沿岸の静かな水域を利用して行う養殖です。魚に限らず貝類や海藻類なども主にこの海面養殖に含まれます。魚であれば網で囲いを設けられたスペースの中に収容され、常に新鮮な海水に触れる環境下で飼育されます。
《メリット》
・網の大きさによって収容数の調節が可能
・陸上に施設を設ける必要が無い
・設備コストが少ない
《デメリット》
・天候による影響を受けやすい
・残った餌やフンによる海洋の汚染が起こりやすい
・魚の体調管理が行いにくい
大きく分けると海水魚養殖はこのように分けられています。ランニングコストの関係で海面での養殖が主ほとんどですが、これから施設をもっと容易に建設できるようになると、もっと各地域の空きスペースを生産性のあるものに利用できるようになっていくのかもしれません。
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